私の王子様-先生【完】
「おいひぃ~」
「こら食べたまましゃべるな!」
「だっておいしいんですもん!」
先生のパスタはプロが作ったんじゃないかってくらいにおいしかった。
「お前な…」
「次は私が作りますから!!」
先生ほどうまいとは言えないけど夜はほとんど自分で料理してるし
少しくらいなら自信はあった。
先生はというと少し苦笑いを浮かべ
「あぁ」
とうなずいた。
「先生…私が料理できないと思ってません?」
「さぁ?」
この馬鹿にしたような感じ。
完璧に私が料理できないと思ってる。