私の王子様-先生【完】



「しょうがねーな…」



先生はそう言うと私に手をさしのばした。



「おいで」



優しく語りかけるように言う先生。


私はおとなしく先生の手をとり布団に入った。


ギュッと先生が私を抱きしめる。



「先生?」

「あったかいな」

「そうですね」

「おやすみ…」



先生はそう言って私のおでこにキスをした。



「お、お休みなさい」



私は先生の腕の中でそのまま眠りについた。







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