私の王子様-先生【完】
先生と親
そんなわけで無事家に着いたわけですが
いつもと違って隣には先生が…
自分の家なのになんだか緊張してしまう。
私は大きく深呼吸をして家のドアを開けた。
「ただいま~」
そういうと奥の方からお帰りという声がして
お母さんがやってきた。
「おかえり…あれその人は?」
「え?あぁ…えっと先生」
「はじめまして明さんの担任をしております佐々木倫幸です」
私はどう言ったらいいかわからなくて先生とい言った。
そして先生も担任としてあいさつをした。
お母さんはそれだけでも十分わかったみたいで。
「あ、この人が先生?昨日は娘がお世話になったみたいで」
「お、お母さん!」
もう余計なこと言わないでよ!
「いえいえ、こちらこそ大事な明さんをお借りして…」
「ちょっと先生も!」
私はなんだかこの場にいたくなかった。