私の王子様-先生【完】
「それただの脅迫じゃん!!」
彩は私の話を聞くとそう言った。
「確かにそうだけど…私先生に迷惑かけたくないの」
「だからと言って別れることないんじゃない?」
そうかもしれないでも…
「決めたの…」
決めたんだ。
先生と別れるって…
「そうか…明がそれでいいなら私は何も言わない…」
彩も納得してくれたみたい。
私は少しだけ安心した。
彩に止められたら私絶対にまた悩んじゃうから…
「先生にはいつ言うの?」
「今日の放課後…」
「…はやいね」
「しょうがないよ」
こうして時間は刻一刻と過ぎて行った…