私の王子様-先生【完】
「じゃぁ勉強するか?」
「はい」
私達は教科書を開き勉強を始めた。
これが終わればもう先生とはこうして会うこともできなくなるし
キスしたり、愛を確かめ合うこともできない…
私は思わず涙が出そうになった。
でもここで泣くわけにはいかない私は頑張って涙をこらえた。
「わかんないところある?って…お前全然やってないじゃん!!」
そう私のノートは白紙のまま。
どうしても勉強する気にはなれなかった。
「どうしたんだ?」
心配そうに私を見つめる先生。
先生?
私どうしたらいい?
私は心で問いかけた。