私の王子様-先生【完】
お父さん
「ふぁ~」
先生と別れてから初めて迎える朝。
いつもと変わらないのにどこか寂しかった。
運のいいことに今日は土曜日。
学校に行く必要もないしどこかに出かける必要もない…。
「携帯…」
携帯を探して開いてみると着信が
「20件?!」
朝から驚きの数字。
私は発信者を見てみる。
“佐々木倫幸”
「先生…」
そうその相手は先生。
きっと昨日のこと…
留守電には何も入れてないみたい。