私の王子様-先生【完】
「須藤は悪くない。俺が昨日須藤に電話でしつこく聞いたんだ…」
「そうですか…」
でもその事実を知って何になるんだろう?
私たちが別れた方がいいことには変わりない。
「なぁおれのことが嫌いになったのか…」
寂しそうな顔…
私は胸が締め付けられるようだった。
「先生…とりあえず中に入りましょう」
外で話していては近所に迷惑だと思い
先生を家の中に入れることにした。
「てきとうに座っててください」
そう言ってコーヒーの用意をする。