私の王子様-先生【完】



私は自分の手で涙をぬぐい立ち上がった。



「帰ってください」

「神崎…」

「帰って!!」



私は初めて先生にどなった。


心からの叫びだったのだろう。


このまま先生といたら私の心はきっと折れてしまう。



「わかった」



先生もそう言って立ち上がり玄関に向かった。



「見送りはしませんから…」



私がそう言うと先生は



「あぁ…」



とっても切なそうな笑顔で笑った。







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