私の王子様-先生【完】
学校
そして日付は変わり学校に行かなくてはならない日になってしまった。
できることなら学校を休みたい。
でも自分がしたことなんだからしっかりけじめを持ちたいという気持ちで
私は頑張って学校に行くことにした。
学校に着くと彩が申し訳なさそうな顔でこちらに向かってくる。
きっと先生のことだろう。
「明…ごめん」
「大丈夫だよ。先生がしつこく聞いてきたんでしょ?」
「うん。その方が明にもいいかと思って…」
彩が私のことを思ってしたことだってわかってるから
私は今、全く怒っていなかった。
ただそのことで彩に迷惑をかけた自分が憎い。
「私こそごめん。彩に迷惑かけちゃって」
「大丈夫だよ!!」
「ありがとう」
「それより先生とはどうなったの?」
彩は何も知らずに聞いてくる。