私の王子様-先生【完】



「子供じゃないんだからすぐに計ってください!!」

「はい…」



まぁ昨日は私が熱あるときに押し掛けてしまったのも悪いけど


こんなに熱があるならすぐに言ってほしかった。



「薬ありますか?」

「ないかも…」

「ないかもって…私買ってきますから寝ててください」



そう言って寝室から出ようとするとグッと腕を掴まれた。



「先生?」

「行っちゃやだ…」

「へ…?」



そこにいるのはもう先生じゃない。


完璧な子供だ…


いやただの甘えん坊?







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