私の王子様-先生【完】
私は知らないうちに先生をじっと見てたみたいで
「見とれてんの?」
なんて言葉で先生にからかわれる。
私ったら朝からなにをやってるんだ!!
「別に見とれてなんかいません!!」
ここで素直になれない私って本当に可愛くない。
「あっそう…まぁいくから荷物持ってきて」
「は、はい」
少し先生の機嫌を悪くしたんじゃないかと心配しながらも
私は先生の言う通りに部屋から荷物を持ってくる。
ちゃんとプレゼントのネクタイも持って。
「お待たせしました」
「行くぞ」
そう言って車のドアをあけ私を乗せてくれる。