私の王子様-先生【完】
こういうところは本当にやさしいんだよななんて思いながら私は車に乗る。
他の人に見られるんじゃないかって少し不安もあったけど今は先生との時間を大事にしようと思った。
そして車は走り出す。
「どこに行くんですか?」
「どこだと思う?」
それがわかったらこうやって聞かないんだけどな…
「ちゃんと質問に答えてくださいよ~」
「じゃぁどこがいい?」
はい?
この質問はもしかして…
つまりその…
「もしかして予定とか特にないんですか?」
「そうだけど…」
それが何?
って顔で聞いてくる。