私の王子様-先生【完】



「まぁいきたいところに行くのが一番だと思ってさ」

「そうですけど…」



先生なりの優しさってことはよくわかるんだけど


さすがに予定なしっていうのはつらい気もする…



「とりあえずどこ行きたいか言ってみ?」



行きたいところはあるけど先生の誕生日。


私が選んでもいいのだろうか?



「先生の誕生日なんですよ?」

「そんなこと気にすんなって。普通のカップルみたいにデートしたかったんだろう?」



その言葉に私は驚いてしまった。



「気づいてたんですか…」

「まぁこういう職柄だからしょうがないんだけどさ。たまにはこういうのもいいだろ?ほら言ってみ?」



私は先生の優しさに感動しながらも自分の行きたい場所を告げた。



『水族館…』





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