私の王子様-先生【完】


「お前先生って呼んだら怪しまれるだろ?敬語もおかしい」

「そんな…」

「というわけで今から敬語も先生呼びもダ「ちょ、ちょっと待ってください!」



いい終わる前に先生の言葉をさえぎる。



「なんだよ?」

「いや先生がだめならなんて呼べばいいんですか?」

「何ってのりゆき?」



な、のっのりゆきぃ?!


「言えないとか言わせないからな…」

「で、でも!!」

「というわけで今から敬語、先生呼び禁止。守れなかったらキスな…」

「えぇ~!!」



お、鬼だ…


このとき私は先生のどSぶりをはっきりと実感した。


もう、覚悟を決めるしかない。


今日だけ…


そう今日だけなんだから。





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