私の王子様-先生【完】



「ついたぞ…」



初めて見る先生の部屋。


中に入るとたくさんの本があった。


全て数学の本…


見てるだけで頭が痛くなる。


でもそれだけ数学が好きってことなんだしなんか可愛い(笑)



「何突っ立ってんだ?そこ座れ」

「はい」



先生が近くのソファーに指を指し


私はおとなしく座った。



「で、書類ってなんですか?」

「これ」



ドサッ



目の前に積み上げられたたくさんの書類。


これをやれと?



「全部ですか?」

「できる?」

「はっきり言っていいですか?」

「うん」

「無理です!!」



当たり前でしょ?

こんなの終わるわけないじゃん!!



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