私の王子様-先生【完】



「どれがいいな?」



すっかり先生と話すのも慣れ今はお土産を選んでいる途中。


まぁ一回も名前で呼んでないし、呼ばれてもないんだけどそこは置いておこう。



日頃から優柔不断な私はお土産を選ぶのにも時間がかかる。


先生もさっきからお土産を選び続けている私にあきれちゃってるみたい。



「早く選べ…」

「でも~」

「もうこれとこれな?」



そう言って先生は私の手の中にあった二つのお土産を取ると会計に持っていった。



まただ…


また買ってもらってしまった。



今日はずっとお金を出してもらってばかり。


やっぱり私しか得してない…





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