私の王子様-先生【完】
それから…
先生の誕生日からあっという間に時間がたち3学期ももう少しで終わる。
3学期が終わるまでに本当にいろんなことがあった。
先生に誕生日を祝ってもらったり、クリスマスも一緒に過ごした。
初詣も一緒に行きたかったけどもしかしたら見られるかもしれないから先生の家でずっと過ごしてた。
今年は3学期が終わればもう2年生になるだけ…
次も担任になるといいな。
そんな先のことをずっと考えていた。
「何考えてんだ?」
「べつに~」
「なんだよ気になるな…」
「倫幸には関係ないもんね~」
そうそう、すっかり呼び捨てにも慣れた私はいつもこんな感じ。
こんなところほかの生徒に見られたら殺されるかもしれない…
「時間大丈夫か?」
その声を聞いて私は時計を見る。