私の王子様-先生【完】


「そろそろ帰るね」

「おぉ」



先生はそう言うと私を自分に近づけチュッとキスをした。


私はわてて先生から離れる。



「何やってんの!!」

「べつに~」

「もう!」



私は思いっきり顔を膨らました。



「もう2年生になるんだな?」

「へ?」

「いやあっという間だなと思って…」

「そうだね」



そうか…


先生もきっと私と同じこと考えてたんだね?



「春休みも遊びに行こうな」



先生が頭をポンポン叩いた。



「うん!」



私たちはにっこり笑い合っていた。







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