私の王子様-先生【完】

「そろそろ時間だな…」



気づくと時計の針は7時を指していた。


本当に時がたつのは早い…


いや先生といたから余計に早く感じたのかも…



「残りはどうするんですか？」



見ただけでもまだ一人だけではやれない量…



「明日も手伝ってくれるか？」

「もちろんです!!」

「でも勉強あるか…」

「あっ…」

「まぁおれが毎日見てやるから心配するな」



毎日？


先生今、毎日って言った？



「毎日来てもいいんですか？」

「構わないよ」

「ほかの生徒さんとかは？」

「神崎は気にするな!!俺が勉強見てやるって言ってんだから!」



力強い声で先生は言う。


先生が言ったんだから大丈夫。


私はそう思った。



「ありがとうございます」



本当にいいことって一気にあるもんだな…


もう今日死んでもいいかも…