私の王子様-先生【完】



「泣くなよ…」



そう言って私の頭に手をのせたけど


私はその手を振り払った。



「やめてください!!そんな簡単に触ったりしないでくださいよ…」



なんで泣いてるか先生は全く気付いていない…


だからこんなに私に優しくするんだ…


その優しさが今の私には



「神崎…」



辛い…



「私帰ります。さよなら」

「神崎!!」



私は昇降口まで必死に走った。


そして歩き出すと私はほぼ放心状態。


何も考えたくなかった…







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