私の王子様-先生【完】
恋の行方
あの日から私の生活は一変した。
先生の部屋にも行かなくなったし
顔も見ようともしなかった。
その短い間に何人かに告られもしたけど
誰とも付き合う気にもなれず
早くも入学してから2ヶ月が過ぎた。
「明…?」
「何?彩」
「大丈夫?」
「何が?」
「いや…ここ最近元気ないし…先生のとこも行ってないよね?」
彩…気づいてたんだ…
親友に心配させるなんて私はダメなやつだね。
私は彩に何があったか話すことにした。
正直に話した方が彩に心配をかけなくてすむ。
最初っから言えば良かったのかな??