私の王子様-先生【完】
そしてようやくその誤解を今日解いたわけ…
今すぐにでもお前を奪いたいのに
それができない…
だって俺たちは先生と生徒。
あいつが俺のこと好きってことは何となくわかる。
だからあの日逃げたんだろう?
だからせめてあいつから言ってくれるのを待ってる…
そしたらすぐに抱きしめて奪うそう決めた。
「神崎…そろそろ帰るか?」
「そうですね」
「送ってく…」
「いいんですか?」
「あぁ…」
俺は車のかぎを手に取り立ち上がった。