私の王子様-先生【完】



「のんきにみてる場合じゃないでしょ?」

「でもどうすることもできないし…」



私だってのんきに見たくて見てるわけではない。


というかのんきに見てるわけじゃない。



「そろそろ言っちゃったら?」

「何を?」

「気持を…」



気・持・ち・?


つまり告白しろと?



「そんな勇気あると思います?」

「勇気も何も言わないと始らないよ?」



始まらないって…


言ったら終わる気がするの私だけ?



「そういうものなのかな?」

「そういうもの!振られることはないと思うよ?」

「いやいや…」



OKしてくれる確率なんて0に近い…









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