私の王子様-先生【完】



『好きだよ』



「へ…?」



『何度も言わせるな…』



「だって…」



今好きって言ったよね?


つ、つまりOKってこと?



「本当ですか?」

「嘘言ってどうするんだ?」



確かにそうです…。



「うぅっ…先生~!」



私は嬉しさのあまり先生に抱きついた。


本当に嬉しすぎる。



「泣くなよ…」



先生はそう言って私の頭をなでる。


でも私は泣き続けた。


悲しみじゃないうれし涙…






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