私の王子様-先生【完】
お付き合い
「この幸せ者~」
そう言って彩は私の頭をなでる。
私は彩に昨日のことを報告した。
「卓磨には私が言っておくね」
「ごめんね彩…」
「いいってことよ(笑)」
「ありがとう」
「でもばれないように上手くやんなさいよ?」
「当たり前じゃん!!」
ばれたら先生に迷惑かけちゃうもん。
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴りHRの時間。
「じゃぁまたいろいろ聞かせなさいよ?」
「はいはい」
そう言って私も席に着く。
HRなわけだからもちろん先生が来る。
どんな顔をして先生を見ればいいかわからなかった。
もう恥ずかしすぎて顔も合わせられないかも…