私の王子様-先生【完】



それから私たちは教室に着きそれぞれの席に座った。


座ったのはいいけど…



『ね~名前はなんていうの?』

「神崎明です。」

『アドレス交換しよ~よ』

「はぁ~」



さっきからこの調子…


次から次へと男子が話しかけてきて落ち着けないったらありゃしない。



本当に何なのよ??



キーンコーンカーンコーン



チャイムが鳴りようやく周りの男子たちも席に着いた。


朝から最悪…


うちに何のうらみがあるのよ~(泣)


その原因が自分の容姿だということに明は全く気付いていなかった。



それよりも担任はどんな人かな?


教師との恋愛にあこがれている私はもちろん担任はやっぱり男の人であってほしい。



ほんの少しの期待を私は含まらせていた。







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