ねぇ先生?
「失礼します」
すると先生は奥から
やってきた。
「おっ、あいみ!」
先生が呼んだくせに
なんだか変な反応だな。
「せんせ~」
あたしは先生の傍に行く。
先生はいつもと変わらず
まず、あたしの
ほっぺたをつねった。
あたしと先生は目が合い、
そのままキスをする。
久しぶりなだけあって
軽いキスだった。
「やべっ」
先生は急にあたしから
離れて入口へ行く。
先生は鍵に手をかけて
あたしの方を見る。
「いい?」
あたしは無反応
なんのことだか
よくわからない。
しばらく黙りこんだ
あたしはただ頷いた。
──カチャ
鍵が閉まった。