ねぇ先生?



「失礼します」


すると先生は奥から
やってきた。


「おっ、あいみ!」


先生が呼んだくせに
なんだか変な反応だな。



「せんせ~」


あたしは先生の傍に行く。


先生はいつもと変わらず
まず、あたしの
ほっぺたをつねった。



あたしと先生は目が合い、
そのままキスをする。



久しぶりなだけあって
軽いキスだった。



「やべっ」



先生は急にあたしから
離れて入口へ行く。



先生は鍵に手をかけて
あたしの方を見る。



「いい?」



あたしは無反応



なんのことだか
よくわからない。


しばらく黙りこんだ
あたしはただ頷いた。




──カチャ





鍵が閉まった。




< 39 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop