*Tiara*〜天使の君〜
「まぁっ、なんて美しいの?」



ティアラは今、兄王子のリオン、リクスそれに副将軍のニックとともに町へ出てきていた。




これまできちんと言いつけを守り、城の中で過ごしていたティアラ。1日くらい城の外を見る機会をあたえても良いのでは?


王妃の提案とはこういうものだった



アーリオはしばらく考え込んでいたが、
「兄王子たちがついて行けば心配はないだろう。」
という結論に達し、すぐさまティアラを部屋に呼び、そのことを伝えた。


予想した通り、ティアラはとびっきりの笑顔でよろこぶ


アーリオとしては、ティアラのこの笑顔を予想して、決断したとも言えるのだが………
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