*Tiara*〜天使の君〜
「ティアラがあんなによろこんでいる姿を見るのは久しぶりだな。」


リオンはかわいい妹が嬉しそうに、町を歩いているのを見ながら微笑んだ


「本当だね、兄さん。ティアラったらあんなによろこんで………」

リクスもそのとなりを歩いている




「リオン兄様っリクス兄様っ、もう遅いわよっ早く行きましょう!」



「わかったわかった。」



ティアラはよほどうれしいようで、町の市場を見て回ったり、人々に挨拶をしながら久しぶりの外の世界を満喫している。


「王女さま、そんなにはしゃぎすぎないでくださいよっ。お目付役のわたしの責任になるんですから………」

そういいながらも、ニックは楽しそうに笑っているティアラを見て、自分も嬉しそうだった
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