*Tiara*〜天使の君〜
〜第2章〜
*アルバン国
ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*
*東方の国、アルバン
ドンドンドンっ
会議室のドアをノックする音がした
「シリウスさまーっ!!新宮殿の建設予定地より知らせが届きました!」
衛兵長のクラウドか……。
「よいぞ。入れ」
新宮殿の建設予定地は、現宮殿より西にある
わたしが国王の座に付いてからひと月…
長年、アルバンの政務の中心となってきたこの宮殿も老朽化が激しくなってきた
そのため新宮殿を建てようと考えたのは、ほかでもないわたしだ
今もこの会議室で新宮殿について議論していたというのに
こんどはどんな問題が起きたのか?
衛兵が会議室にはいり
一礼した
「会議中、申し訳ありません。新宮殿建設予定地の指揮官より知らせです。」
「クラウド、大儀であった。ここへ書状を持て」
「シリウスさま。またなにか問題が?」
現場指揮官からの書状にひととおり目をとおす
やはりまた問題が起きたようだ
「そのようだ、シルバ。現場で毒虫が発生したらしい。これから、視察に行こう」
将軍シルバに報告したあと、視察に行くため会議室を出た
*東方の国、アルバン
ドンドンドンっ
会議室のドアをノックする音がした
「シリウスさまーっ!!新宮殿の建設予定地より知らせが届きました!」
衛兵長のクラウドか……。
「よいぞ。入れ」
新宮殿の建設予定地は、現宮殿より西にある
わたしが国王の座に付いてからひと月…
長年、アルバンの政務の中心となってきたこの宮殿も老朽化が激しくなってきた
そのため新宮殿を建てようと考えたのは、ほかでもないわたしだ
今もこの会議室で新宮殿について議論していたというのに
こんどはどんな問題が起きたのか?
衛兵が会議室にはいり
一礼した
「会議中、申し訳ありません。新宮殿建設予定地の指揮官より知らせです。」
「クラウド、大儀であった。ここへ書状を持て」
「シリウスさま。またなにか問題が?」
現場指揮官からの書状にひととおり目をとおす
やはりまた問題が起きたようだ
「そのようだ、シルバ。現場で毒虫が発生したらしい。これから、視察に行こう」
将軍シルバに報告したあと、視察に行くため会議室を出た