*Tiara*〜天使の君〜
ぱっと目を開けると、


そこは日の光が差し込む部屋で私はベッドに寝かされていた




「まぶしい………。」


窓から差し込んでくる日の光を遮るように手をあげる




「痛っっ」


動いたとたん体のあちこちが痛んだ


光にかざした手から視線を下げていく



「あざ?」


腕には紫色の斑点のようなものが少しできていた


改めてまわりを見渡すと、白い上品なデザインの部屋だった



ここはどこなんだろう?私はここでなにをしているの?



と、部屋に近づく足音がした


反射的に音のするほうを見つめる


若い女の人が入ってくると、こっちを見て表情が変わった



「まぁ、目が覚めたのね。よかった、あなたは2日も眠っていたんですよ!いまアイルさま達をお呼びしてきますわっ」


そういうとでていってしまった
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