*Tiara*〜天使の君〜


「シリウス様。遅れてしまい申し訳ありません。」



「いや……よく来てくれた。もう体は大丈夫か?」


ティアラはにこっと笑う


「はい、もうすっかりよくなりました。あの…」



「ん、なんだ。」

「こんなにきれいなドレスありがとうございます。」


「いいんだ。よく似合っている。」


ティアラの頬がぽっとピンク色に染まる



「あ、ありがとうございます。」



そんな姿がシリウスにはとても愛らしく感じられた
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