*Tiara*〜天使の君〜



「そうだ。すこし聞きたいことがあるのだ。そこに座りなさい。」


シリウスはベッドの横にあるソファーを指していった





2人は向かい合わせにすわる



「ティアラ。そなたがルウイ軍の奇襲に気づいたから我らは勝利できたのだ。礼を言わねばならぬ。」


「はい。」



「しかし、なぜルウイの奇襲が分かったのだ。」



「私にもわからないのです。ただ黒い軍隊が迫ってくるのを夢に見てとても恐ろしくなって。」



(自分でもわからない。私…私はいったい何者なの?)
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