*Tiara*〜天使の君〜
ニックも来てくれるみたいだし、うれしいわ!
早く、リオン兄様のところにも行かなきゃ。
は長い廊下を通り過ぎ、階段をのぼってやっと兄の部屋にたどり着いた。
ドアをノックして声をかけてみる
「だれだ?」
中から声がした
「リオン兄様?わたしよ!入ってもいい?」
「ティアラか、入れ。」
ワシの彫刻が施してある立派な扉を開けると、2人の王子が向かいあって話していた。
「ティアラどうしたの?こんな朝早くに」
「リクス兄様も居たのね!一緒に朝食をたべたいなーと思って。もう済んでしまった?」
「いやまだだ。いいなぁ!久しぶりに色々話したいしな。」
これは
黒い長髪をもつ第一王子リオンだ。
「あぁ、ぼくもだよ!」
そう言ったのは、茶髪の第二王子リクス。
「ほんとうにっ?うれしいわっ。また、外国の話を聞かせてね。」
「いいぞ。かわいい妹のためならいくらでもはなしてやろう。」
「まぁリオン兄様ったら、じゃあ後でお部屋でね!」
扉がしまる音がすると、ティアラは歩き出した。