舞Days~4月。始まりを告げるBomb~
「手紙の内容は簡単に言えば“パ-ティ会場に爆弾を仕掛けるからお前たちが解除しろ”。ここで問題なのは“何故伝えたのか”そして…」
「“何故俺達なのか”…だろ?」
「兄さん…」
いつの間にか着替えを終えた男子が合流し,真心さんが湖心の肩にもたれていた。
湖心が話を続ける。
「うん。ここまでで一つ仮説が建てられる。この手紙を出した“誰か”が僕達の“力”を知っていて,どの程度か試そうとしている,という仮説がね。」
力?私達にある力って何だろ?
「ぁ…梓姫には伝えて無かったね。僕達もこの“力”はあまり使わないから,伝えずに3年間過ごせたらって思ったんだけど…この,ネックレスについて…」
そう言って湖心は自分のYシャツのボタンを2つ外すと,中から私のと同じネックレスをだした
そして湖心や他の方々が,“力”について説明してくれた。