舞Days~4月。始まりを告げるBomb~
4月14日~宴の後のpeace~



―…ご機嫌よう…ご機嫌よう…

今日もいつもと変わらぬ私立花園宮学院。

いつもの様に和やかな登校風景。



こういうのを見ると,守れて良かったなぁと心から思う。



一昨日はあのあと,かなりゴタゴタした。


校庭からパ-ティ会場に戻ったら,千くんが読書していた。
皆驚いて何で来なかったか聞いたら,

「湖心が暴れることわかってたし。面倒だし。爆弾はあの速さなら大丈夫だろ-と思ったし。」

って。
怒りを通り越して呆れたけど,千くんがそのあと,すぐ隣にいた私だけしか聞こえないくらい小さな声で,

「誰か来たらど-すんだよ…」

と呟いた。

口数少ないだけで,千くんって案外良い人かも。


そんな事を思いながらぼんやり千くんを見てたら,視線に気づいた千くんがニコッと微笑んだ。


















…はずもなく,すごい睨まれた…;
やっぱヤナヤツかも;



< 58 / 75 >

この作品をシェア

pagetop