せぴあなタメ息
「友之、あんた歌える!?」

顔のパーツも配列も完璧な、派手な美女が突然類の視界に現れて、叫んだ。

「えっ?」

「エイジが、ヴォーカルが、急に来られなくなったんですって。

誰か、急きょボーカル探さなきゃいけないの」


「ああ」

つぶやいた友之は、

その目を類にふいに向けた。

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