せぴあなタメ息

ふと、類はもうひとつ思いだした。

鈍い痛み、だ。
 
あの人の歌っている映像。
 
彼は冴島という。
 
けれどそれは心から締め出した。



あたしの手には、届かないのだ。

忘れないと。



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