せぴあなタメ息
「あ、ルイだ。可愛い!!」

「本当。男じゃないのが凄い残念!!」

二人連れの、金茶の髪のヒトが絡みついてきた。

 これか?

コクフクしないといけないのは。


「あたし、女でもいいわ。この子なら」

酔っているのか、

類に接近してくると、

そのまま抱きつこうとした。



うわ。



避けた背中が、テーブルに当る。

逃げ道が無かった。


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