せぴあなタメ息
そんなことより、
類の心臓も頭ももはや尋常なペースではなかった。
ステージの上にいる冴島もいいけど、
ここにいるここにこうしてただいるだけの冴島も
負けず劣らず、いい。
「類を探してここに来たら、ちょうど大っきな声で、あんたがカラまれてて」
深く綺麗な色の瞳。
優しそうで、
けれどその少し奥で他人を拒んでいるように見える。
それすら、今の類には魅力でしかないのだが。
「類?」
類の心臓も頭ももはや尋常なペースではなかった。
ステージの上にいる冴島もいいけど、
ここにいるここにこうしてただいるだけの冴島も
負けず劣らず、いい。
「類を探してここに来たら、ちょうど大っきな声で、あんたがカラまれてて」
深く綺麗な色の瞳。
優しそうで、
けれどその少し奥で他人を拒んでいるように見える。
それすら、今の類には魅力でしかないのだが。
「類?」