”今日”はこんな日
2009年6月10日
 地下鉄に乗ったら村上春樹の「1Q84」の中吊り広告があった。1日に買いに行ったら1巻は売り切れで、10日入荷予定になっていたから、また早く行かないと売り切れるかも。
 でも、すぐ売り切れてしまう商品って、なんだか癪に障る。手作りパンとかロールケーキだと買いに行かない。お店の人に見下されているような気がして、落ち込むから。
 本だと2度目だな。この前は「求めない」。これは「『求めない』ありますか。」と聞くのがあまりにも恥ずかしく(だって、まず、ハヤリモノの「求めない」を「求めている」でしょう?それにソクラテスみたいに命かけて言うならともかく、ふつうの人が「私は物質より魂を求めている人です」と言って歩くのって、実は思いっきり自慢こいてるかんじでしょう?そのうえ「要は『求めない』とイイコトがおこってくる、それを求めてるのでしょ?」と見透かされそう。)、1ヵ月くらいたって山積みになってから、それでもやっぱり買ってしまった。悪い本ではないとおもうけれど。
 今回も、通りすがりで売ってたら買うけれど、そうでなかったら、予約まではしない。買ってもすぐ読むかどうか。今まで一番感動したのは「ノルウェイの森」ではなく、「風の歌を聴け」だし。結局買うのだけれど。
 でも、売り切れるのは本と手作りパンとお菓子とゲームだけ(他にもあるかしら?マスクはごくいっとき)って、なんのかんの言っても豊かな国ですね。戦争中は三越に行っても竹細工しかなかったとか。もっとも保育所も老人ホームも圧倒的に足りないとは言えますね。(今日は5.4%くらい春樹さんっぽい文体?)
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