君と生きるという事



僕達が 知り合って


気が付けば


もう 春がそこまでやって来ていた




君と僕は この樹の下でしか 会わなかった

会えなかった


お互いが深入りしないよう

お互いがこれ以上 好きになってしまわないよう


距離を置こうとすればするほど
僕達の心の距離は近くなった



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