君が弟、アタシが姉





「げ、人いっぱいだし」





「だね。人混み、苦手?」






「おう。何か香水とかの匂いとか混ざってて、その匂いが無理」






「そっかー」






アタシと凌が話している時に、誰かの肩がアタシの肩にぶつかった。







ドンッ





「…った」





すると、それに気づいた凌が。





「椛、平気?手ぇ繋ぐぞ」




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