君が弟、アタシが姉
「茜のクラスにさ、何かヤンキーみたいな奴がいるのっ。でね、そのヤンキーが茜の後ろで、茜にちょっかいばっかかけてくるのっ!!ほんっとムカツク!」
茜は口を尖らせて、アタシに言ってきた。
「ふぅーん…。もしかしたら、茜の事好きなんじゃないの?笑」
アタシは軽く冗談で言ってみた。
「えっ!?アイツがっ!?…ありえなーい!!」
それを茜は否定する。
「まぁ…。可能性はゼロって言えないしねっ」
「うーん…。茜はあんな奴、大っ嫌いだもーん…」