君が弟、アタシが姉






「椛、茜に花、添えねぇのか?」









「颯…。…うん、なんか、実感ないんだけど…」






颯の頬には涙の後が残っていた。








やっぱり泣いたんだ。








「颯っ…!アタシの側を…絶対離れないでねっ!?」








「椛っ…」






< 251 / 572 >

この作品をシェア

pagetop