君が弟、アタシが姉






アタシの左手はリズム良く血を流している。





「ん、こんなの舐めときゃ直るって♪」







アタシは颯に笑顔で言った。







アタシが自分の左手を舐めようとした時だった。








颯が素早くアタシの手を取り、その手を自分の口に銜える。






「んっ…!」







生温かい颯の口の中。



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