君が弟、アタシが姉






颯が言い出した言葉に驚きを隠せないアタシ。







「ちょ、待ってよ。なんでアタシのせーなの!!」







「はぁ?まだわかんない訳?俺が言いたいのはさー……」








颯は急に立ち上がり、アタシの近くに来て、アタシを見下ろす。








「なっ…颯っ…」






颯はアタシのあごを左手で持ち上げ、視線を逸らせないようにしている。








「お前が、バイトなんかすっから。それに……」


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