君が弟、アタシが姉





颯はアタシを抱きしめた。






「ゴメンな、椛。びっくりさせたかっただけ」








「ふぇーっ……颯のばかぁ」







「ゴメン、ゴメン」







颯はアタシを抱きしめながらアタシの頭を撫でてくれた。






「旅行っ…グス……。どこ行くの?」








「ん、ちょっと遠いけど南の方」





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