君が弟、アタシが姉
渇かない涙




翌日、アタシはリビングへ行き、なにか食べようと冷蔵庫の中を探った。






「……あ、買い物行ってないからなんにもないんだった…」








アタシはコーヒー牛乳だけを取り出し、カップを取って注ぐ。









「…………」







颯は…。








あの日から1度も帰って来ていない。






「はぁ…。なにやってんだ、アタシ」





< 473 / 572 >

この作品をシェア

pagetop