君が弟、アタシが姉




……気づけば、アタシの目から涙が頬を伝っていた。





「椛ぃ…?」








「あっ……あはは!さっき頭ぶつけてさーっ……。あー痛い」







アタシは涙を手で拭いながら3階へ上がった。







バンッ





「ひっ……ふぅ………はっ……」








アタシは声を殺して泣いた。


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